道徳的ジレンマ


 5月31日 認知発達心理学より

  ヨーロッパで一人の女性がガンで死にかかっていた。ある薬飲めば彼女は助かるかもしれなかった。その薬というのはラジウムの一種で、町にすむ薬屋が最近発見したもので、薬屋はつくるためにかかった10倍の値段の2000ドルの値段を付けていた。
 病気の女性の夫のハインツは、あらゆる知人からお金を借りてまわったが、薬の値段の半分しか集められなかった。彼は薬屋に、彼の妻が死にかかっている事を話し、薬をやすく売るか、または後払いで売ってくれるように頼んだ。しかし、薬屋は承知しなかった。
 ハインツは絶望して、妻を助ける為に、薬屋の倉庫に押し入り、薬を盗んだ。
 ハインツはそうすべきだったろうか。


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