日本最古のプリムスか?

PLYMOUTH OHIO USA



プリムス「AL形」
保存管理−長田組土木株式会社 創業1905(明治38)年
戦後直後(1947−48年頃?)に,関連会社の竜王産業が釜無川から中央東線竜王駅へ砂利を運搬したのに使用
新車時のスペックは 自重2.7t 運転整備重量 3t
全長3149*全幅1270*全高1829
ホイールベース991mm 車輪直径457mm
フライホーイール直径 エンジン出力側584mm 変速ホイール側が559mm+ファイバーリング厚

解説

 上回りはかなり改造されている。

 初期型プリムスの特徴であるフリクション変速方武は原型をとどめている。
 
 
フリクション変速装置
 駆動方向の変更及び速度調整を軸方向が直交するクラッチ板に対して、移動可能な摩擦車を左右にずらして接触位置をかえる。

初期型AL最大の特徴である「サィフォン式水冷」



  ラジエーターなどという“ハイテク”な冷却装置ではなく,ボンネット上の大きな水槽の水をサイフォンの原理によって還流させる極めて原始的な冷却方式をもつ。
  軸受鋳物には「AL」の刻印がある。


設計図
 
















中央握り手が変速レバー
更に手前がブレーキ
メータ ブダのCTU型(25hp/1000)のはず
現在は国産6気筒に換装
 ボンネットはラジエターがないので単なるプロテクターである。


参考文献 レイルマガジン 148号
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